中
中部電力株式会社
チュウブデンリョクカブシキガイシャ上場電気・ガス業9502EDINET: E04502Chubu Electric Power Company,Incorporated
決算期: 03月期
業種: 電気・ガス業
売上高 (FY25)
3.67兆円
1.63%営業利益 (FY25)
0.24兆円
29.50%経常利益 (FY25)
0.28兆円
45.73%純利益 (FY25)
0.20兆円
49.87%総資産
7.12兆円
0.23%自己資本比率
40.1%
—ROE
7.5%
9.90%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
中部電力は愛知・静岡など中部9県を主要供給エリアとする大手電力会社であり、2020年の分社化により送配電(中部電力パワーグリッド)・小売(中部電力ミライズ)・発電・燃料(JERA)の3事業会社を核とするグループ体制を構築している。FY2025の連結売上高は3.67兆円(前年比+1.6%)、経常利益は2,764億円と中期目標の2,000億円以上を達成したが、前年比では2,328億円の大幅減益となった。これは燃料価格が電力販売価格に反映されるまでの期ずれ差益の縮小や、需給調整コストの増加が主因である。財務面では自己資本比率39.1%、有利子負債残高約3.1兆円と一定の健全性を維持しており、純資産は2.86兆円に拡大した。戦略面では浜岡原子力発電所の早期再稼働、2030年頃までの再生可能エネルギー320万kW以上の確保、不動産・地域インフラ・グローバル事業などの新成長領域への展開を推進している。東芝への1,000億円出資やメキシコ税務当局との係争など、グループ外部要因によるリスクも内包しており、次期中期経営計画での資本効率向上策の具体化が株式市場の注目点となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 電力小売(ミライズ)・送配電託送(パワーグリッド)・発電燃料(JERA)の3事業会社が売上3.67兆円を構成する。
- 2顧客: 中部9県の家庭・法人向け低圧31億kWh・高圧特別高圧77億kWhを主力に、中部エリア外にも販売を拡大する。
- 3価値提案: 安定供給・脱炭素・地域サービスを組み合わせ、エネルギー以外の不動産・地域インフラ事業も展開する。
- 4コスト構造: LNG・石炭等燃料費とJERAへの電力調達費が最大コスト要因で、燃調制度とヘッジ取引で変動を吸収する。
Risks · リスク要因
- 1燃料価格・期ずれリスク: LNG・石炭・為替変動が調達費に直結し、期ずれ差益縮小がFY2025の経常利益を前年比2,328億円押し下げた。
- 2浜岡原発の再稼働遅延: 3・4号機は新規制基準審査中で再稼働時期が不透明なまま、安全対策費用が継続的に発生する。
- 3メキシコ税務訴訟リスク: 当局から約759億円の課税通知を受領し、行政不服審査・相互協議中で最終決着が見通せない状態にある。
- 4競争激化と制度変更リスク: 小売自由化の深化・新電力との競合激化に加え、電力システム改革の制度変更が収益構造に影響する。
Strengths · 強み
- 1中部地方の送配電独占: パワーグリッドが中部エリア124億kWhの需要をネットワーク独占で安定輸送し収益基盤を形成する。
- 2JERAを通じた燃料調達力: 世界最大級のLNG調達量を誇るJERAとの連携で、調達の分散化・長期契約・戦略備蓄を実現する。
- 3豊富な水力発電資産: 水力発電量9,263百万kWhを保有し、出水率104.9%の年は低コスト電源として利益に貢献する。
- 4中期目標超過の収益力: FY2025経常利益2,764億円と目標2,000億円超を達成し、自己資本比率39.1%と財務基盤が安定する。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1浜岡原発の早期再稼働: 3・4号機の新規制基準審査を早期完了させ、大型低炭素電源として収益力と脱炭素目標の両立を図る。
- 2再生可能エネルギー拡大: 2030年頃までに保有・施工・保守含め2017年度比で320万kW(80億kWh)以上の達成を目指す。
- 3新成長領域の収益化: 2025年4月設置の不動産事業本部で日本エスコン等と連携し、地域インフラ・グローバル4領域の利益拡大を推進する。
- 4資本効率向上と次期中計策定: 政策保有株売却・事業ポートフォリオ組み替えを進め、ROE向上と最適資本構成を次期中計で具体化する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高3.67兆円(+1.6%)、経常利益2,764億円(前年比-2,328億円)と大幅減益で着地し、期ずれ差益縮小が主因となった。
販売電力量拡大: ミライズの販売電力量は前年比+3.9%の1,079億kWhに増加し、グループ合計では+5.5%の1,173億kWhを達成した。
トーエネック持分変更: 子会社だった株式会社トーエネックが関連会社に変更され、流動資産が約1,471億円減少する連結範囲の変更が生じた。
2025年4月に企業理念を「人と社会のつながりを、幸せのエネルギーに」へ改定し、不動産事業本部を新設して地域まちづくり事業を強化した。
02
業績推移
売上高
3.67兆円▲1.6%FY25
営業利益
0.24兆円▼29.5%FY25
純利益
0.20兆円▼49.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3.04 | 3.07 | 2.94 | 2.71 | 3.99 | 3.61 | 3.67 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | -0.05 | 0.11 | 0.34 | 0.24 |
| 経常利益 | 0.11 | 0.19 | 0.19 | -0.06 | 0.07 | 0.51 | 0.28 |
| 純利益 | 0.08 | 0.16 | 0.15 | -0.04 | 0.04 | 0.40 | 0.20 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 5.99 | 5.50 | 5.69 | 6.17 | 6.46 | 7.11 | 7.12 |
| 純資産 (自己資本) | 1.84 | 1.96 | 2.10 | 2.12 | 2.16 | 2.70 | 2.86 |
| 自己資本比率 (%) | 30.8 | 35.7 | 37.0 | 34.4 | 33.5 | 37.9 | 40.1 |
| 現金及び預金 | 0.55 | 0.15 | 0.17 | 0.20 | 0.37 | 0.42 | 0.29 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.30 | 0.26 | 0.38 | 0.02 | 0.30 | 0.34 | 0.30 |
| 投資CF | ▲0.37 | ▲0.65 | ▲0.22 | ▲0.26 | ▲0.20 | ▲0.39 | ▲0.39 |
| 財務CF | 0.34 | ▲0.01 | ▲0.14 | 0.27 | 0.07 | 0.09 | ▲0.03 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
267.41
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.5%
自己資本利益率
ROA
2.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比
Miraiz2.9兆79.3%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.3兆9.5%
Powergrid0.4兆11.2%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
3,289人
平均年齢
42.8歳
平均勤続
19.5年
単体 平均年収
899万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
90.00円+10
配当性向
84.2%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
75
FY21
75
FY22
75
FY23
75
FY24
80
FY25
90
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。