株
株式会社乃村工藝社
カブシキガイシャノムラコウゲイシャ上場サービス業9716EDINET: E04835NOMURA Co.,Ltd.
決算期: 02月期
業種: サービス業
売上高 (FY25)
1503億円
12.02%営業利益 (FY25)
89.0億円
70.67%経常利益 (FY25)
90.6億円
68.60%純利益 (FY25)
67.6億円
74.96%総資産
1025億円
18.23%自己資本比率
53.0%
—ROE
12.9%
5.10%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
乃村工藝社は、店舗・商業施設・博物館・テーマパーク・企業PR施設など多様な空間の企画・デザイン・施工・運営を一括提供するディスプレイ業界の国内最大手である。プランニング力・デザイン力・演出技術力を軸に、プロジェクトの川上から竣工後の運営まで幅広い領域をワンストップで担うビジネスモデルが特徴で、特定顧客依存度が低く幅広い市場分野への分散が収益の安定性を支えている。FY2025(2025年2月期)は売上高1,503億円(前期比+12.0%)、営業利益89億円(同+70.7%)と大幅増益を達成した。博覧会・イベント市場が大阪・関西万博関連需要を取り込み売上が前期比+184.9%と急伸したほか、専門店市場も海外ブランドの出店増により+20.1%と堅調だった。採算性重視の受注シフトにより原価率も改善し、ROEは12.9%と中期目標の10.0%を超過達成した。中期経営方針の最終年度となるFY2025は売上1,550億円・営業利益95億円を目標に掲げており、現状の受注残高水準から目標達成への道筋は見えているが、万博特需の一巡や資材・人件費高騰が利益の持続性に対する主なリスクとなる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 店舗・商業施設・博覧会など空間設計から施工・運営までを請け負い、単一セグメントで売上1,503億円を計上している。
- 2顧客: 特定取引先への依存度が低く、専門店・複合商業施設・博物館・余暇施設など8市場分野に分散した幅広い法人顧客基盤を持つ。
- 3価値提案: プランニング・デザイン・演出技術をワンストップで提供し、川上参入により顧客の設備投資計画段階から関与して優位なポジションを確保する。
- 4コスト構造: 主コストは労務費・外注費で、設備投資需要は低い軽資産モデルであり、自己資金主体で運営して自己資本比率53.0%を維持している。
Risks · リスク要因
- 1景気変動リスク: 設備投資・広告宣伝費は景気後退時に急減するため、大阪・関西万博特需一巡後の反動減が業績変動を拡大させる可能性がある。
- 2資材価格・労務単価の上昇: 請負契約締結後の資材高騰・人件費上昇をコストに転嫁できない場合、原価率改善トレンドが反転し利益を圧迫するリスクがある。
- 3建設業法等の法的規制: 建設業法・建築士法の改廃や法令違反が発生した場合、業務遂行の支障と社会的信用の低下により受注に影響が及ぶ可能性がある。
- 4M&Aに伴う減損リスク: 事業拡大目的のM&A案件で想定シナジーが実現しない場合、のれん等の減損損失が発生し業績を下押しする可能性がある。
Strengths · 強み
- 1業界最大手の総合力: 専門店から万博規模の大型案件まで対応できる人員・技術・実績を持ち、競合との規模格差が参入障壁となっている。
- 28市場への分散ポートフォリオ: 特定市場依存度が低く、FY2025は博覧会市場が急拡大する一方で専門店・複合商業施設も安定成長し景気感応度を緩和している。
- 3川上参入による受注優位性: 計画・設計段階からの関与により受注競争を回避でき、採算性重視の受注シフトが営業利益率5.9%への改善に寄与した。
- 4盤石な財務基盤: 自己資本比率53.0%・現金313億円を保有し、3カ年で70億円以上の成長投資を自己資金で賄える無借金体質を維持している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期財務目標の達成: FY2025に売上1,550億円・営業利益95億円・ROE10.0%以上・DOE6.0%以上の達成を目指し、採算性重視の受注活動を継続する。
- 23カ年70億円以上の成長投資: 新規事業開拓・DX推進・人財育成に重点投資し、空間を活用した新しいビジネスプロデュース領域へ事業範囲を拡張する。
- 3サステナブル商品の強化: スクラップ・アンド・ビルド型から再生・長期活用型へのシフトに対応し、再生コンセプト設計や独自技術によるサステナブル空間提供を拡大する。
- 4川上参入と専門性深化: 市場別専門性を高度化しクロス活用する連携体制を整備することで、競合との差別化を強化し利益率のさらなる向上を狙う。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高1,503億円(前期比+12.0%)、営業利益89億円(同+70.7%)と大幅増益で、ROE12.9%は中期目標10.0%を約3ポイント上回った。
博覧会・イベント市場の急伸: 大阪・関西万博関連プロジェクトを多数受注し、同市場の売上が188億円(前期比+184.9%)と全セグメント中最大の成長率を記録した。
専門店市場の拡大: 海外ラグジュアリーブランドの国内出店増により専門店市場が349億円(前期比+20.1%)と拡大し、収益の柱として台頭してきている。
受注残高の積み上げ: 専門店市場の受注残高が期末に143億円(前期末比+67%)に膨らむなど受注残が積み上がっており、来期以降の売上継続性を裏付けている。
02
業績推移
売上高
1,503億円▲12.0%FY25
営業利益
89億円▲70.7%FY25
純利益
67.6億円▲75.0%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1259 | 1437 | 1077 | 1111 | 1109 | 1341 | 1503 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 54.3 | 31.1 | 52.1 | 89.0 |
| 経常利益 | 93.4 | 112 | 50.1 | 55.9 | 32.5 | 53.7 | 90.6 |
| 純利益 | 67.5 | 78.0 | 30.7 | 39.8 | 22.3 | 38.6 | 67.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 888 | 907 | 820 | 790 | 791 | 867 | 1025 |
| 純資産 (自己資本) | 433 | 478 | 475 | 487 | 490 | 503 | 543 |
| 自己資本比率 (%) | 48.7 | 52.7 | 58.0 | 61.6 | 61.9 | 58.0 | 53.0 |
| 現金及び預金 | 319 | 333 | 338 | 371 | 295 | 326 | 313 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 76.8 | 63.1 | 56.7 | 52.9 | ▲35.1 | 61.2 | 16.8 |
| 投資CF | 11.4 | ▲20.0 | ▲15.3 | 6.5 | ▲8.2 | ▲2.4 | 0.5 |
| 財務CF | ▲25.6 | ▲29.4 | ▲36.0 | ▲28.5 | ▲31.8 | ▲28.6 | ▲30.9 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
60.60
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
12.9%
自己資本利益率
ROA
6.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,498人
平均年齢
41.2歳
平均勤続
10.9年
単体 平均年収
890万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
32.00円+5
配当性向
60.6%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
32
FY21
25
FY22
28
FY23
25
FY24
27
FY25
32
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。