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平和紙業株式会社

ヘイワシギョウカブシキガイシャ上場卸売業9929EDINET: E02759
HEIWA PAPER CO., LTD.
決算期: 03月期
業種: 卸売業
売上高 (FY25)
160億円
0.57%
営業利益 (FY25)
1.4億円
9.49%
経常利益 (FY25)
2.1億円
7.21%
純利益 (FY25)
1.2億円
13.97%
総資産
180億円
4.58%
自己資本比率
55.2%
ROE
1.2%
0.20%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

平和紙業は東京・大阪・名古屋を拠点とする独立系の和洋紙卸売企業で、ファンシーペーパー・高級印刷紙・技術紙など高付加価値特殊紙を主力とする点が一般的な紙卸と異なる。FY2025売上高は160億円(前期比0.6%減)、営業利益は1億円・同利益率0.9%と依然として低収益構造にあり、印刷・情報用紙のデジタルシフトによる構造的需要減が事業の根底を揺さぶり続けている。一方で技術紙が前期比9.8%増の20億円に拡大し、パッケージ・合成紙用途が牽引するなど高付加価値品への商品シフトは着実に進んでいる。収益多角化の観点では、大阪事務所ビルのリニューアル完了(2025年3月)による賃貸事業化や名古屋の等価交換物件(2026年3月稼働予定)など不動産収益の積み上げを図っており、中長期の収益下支えとして期待される。脱プラスチック・脱炭素需要を取り込むべく事業開発本部を新設し、紙周辺の特殊素材や新規市場への展開、M&A検討も開始しており、縮小市場での生き残り策を模索している段階である。財務面では純資産99億円・自己資本比率55%超と健全だが、ROE1.2%・ROA0.6%と資本効率は低く、規模感の乏しさと市場縮小リスクが投資妙味を制約している。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: 売上高の約99%を和洋紙卸売業が占め、不動産賃貸業(1百万円未満)が補完する薄利の流通ビジネスである。
  • 2顧客: 印刷会社・デザイン事務所・パッケージメーカーなど多品種少量ニーズを持つ国内顧客が売上の約94%を占めている。
  • 3価値提案: ファンシーペーパー等の高付加価値特殊紙を小ロットで在庫供給し、ギャラリー展示やSNSで需要を喚起する独自モデルである。
  • 4コスト構造: 総資産比22%の商品在庫(38億円)を抱える在庫型ビジネスで、物流外部委託コストと製紙メーカーの価格改定が利益を圧迫する。
Risks · リスク要因
  • 1紙需要の構造的縮小: 国内紙・板紙内需は2024年に印刷・情報用紙が前年比4.1%減と加速しており、主力市場の長期縮退が最大リスクである。
  • 2在庫減損リスク: 総資産の約22%(38億円)を占める多品種在庫は不動商品化リスクを内包し、評価損が財務に直撃する可能性がある。
  • 3コスト上昇リスク: 製紙メーカーの価格改定・物流コスト上昇・原燃料高騰が調達費を押し上げ、0.9%の薄利率をさらに圧迫するリスクがある。
  • 4地政学・カントリーリスク: 香港子会社を通じた地政学リスクのほか、米国関税政策や円相場急変動が仕入コストや海外販売に影響する可能性がある。
Strengths · 強み
  • 1在庫による参入障壁: 多品種38億円の特殊紙在庫を小ロット供給できる体制が新規参入を阻み、ニッチ市場でのトップ企業群の地位を維持している。
  • 2商品ポートフォリオ: ファンシーペーパー・技術紙・高級印刷紙を自社開発商品含め幅広く取り揃え、単一商品依存リスクを分散している。
  • 3東阪名3拠点のギャラリー: 紙を直接体感させる展示スペースがデザイナー・企画部門との関係強化と差別化に機能している。
  • 4財務健全性: 自己資本比率55%超・手元資金23億円を維持しており、M&AやDX投資の機動的な実行余地を確保している。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1高付加価値品への商品シフト: 技術紙・高級パッケージ・機能紙分野に経営資源を集中し、デジタル化の影響を受けにくい商品構成への転換を加速する。
  • 2不動産収益化: 大阪ビル賃貸(2025年上期稼働)と名古屋等価交換物件(2026年3月稼働予定)で不動産収入を積み上げ、本業の収益を補完する。
  • 3新規事業・M&A: 事業開発本部が紙周辺の特殊素材や脱プラスチック関連素材へ事業エリアを拡大し、手元資金23億円を活用したM&Aも検討する。
  • 4DX・IT投資: テレワーク併用やIT環境整備を継続しながら、SNS活用による需要創造とバックオフィスのDX化で生産性向上と固定費削減を図る。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高160億円(前期比0.6%減)、経常利益2億円(同7.0%減)、純利益1億円(同14.2%減)と減収減益で着地した。
技術紙が2桁成長: 合成紙や耐水撥水性機能紙の販売拡大により技術紙は前期比9.8%増の20億79百万円となり、唯一の成長ドライバーとなった。
大阪ビルリニューアル完了: 2025年3月に耐震補強・リニューアルが完了し、2025年上期より社屋一部を賃貸区分として不動産収入の計上を開始する。
事業開発本部を新設: FY2025より新たな価値・市場・事業の創造を目的とした専任部門を設置し、紙以外の特殊素材やM&Aの検討を本格化させた。
02

業績推移

売上高
160億円0.6%FY25
050100150200FY20FY22FY24
営業利益
1.4億円9.5%FY25
00.511.52FY20FY22FY24
純利益
1.2億円14.0%FY25
02.557.510FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.01.53.04.56.0FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
0255075100FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 億円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高191184146156161161160
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益1.61.41.61.4
経常利益3.42.5-0.21.31.92.22.1
純利益2.31.6-0.30.98.81.41.2
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産177164159158176188180
純資産 (自己資本)87.085.987.285.394.110199.2
自己資本比率 (%)49.152.354.854.153.653.655.2
現金及び預金29.729.532.233.230.728.423.7
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF3.92.83.12.31.21.22.6
投資CF▲1.0▲2.00.4▲0.1▲4.1▲0.1▲5.5
財務CF▲3.4▲0.9▲0.9▲1.20.4▲3.4▲1.7
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
12.37
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
1.2%
自己資本利益率
ROA
0.7%
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

PaperWholesale0.099.9%0.00兆0.8%
RealEstateRental0.00.1%0.00兆190.0%
05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
135
平均年齢
46.3
平均勤続
22.0
単体 平均年収
611万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1特種東海製紙株式会社0.8百万株8.61%
#2王子エフテックス株式会社0.7百万株7.88%
#3平和紙業取引先持株会0.6百万株6.69%
#4日本製紙株式会社0.3百万株3.31%
#5北越コーポレーション株式会社0.3百万株3.23%
#6富士共和製紙株式会社0.3百万株2.99%
#7東京製紙株式会社0.3百万株2.68%
#8小島 勝正0.2百万株2.54%
#9清家 豊雄0.2百万株2.35%
#10春日製紙工業株式会社0.2百万株2.14%
08

配当・株主還元

配当・株主還元

FY25 実績
1株配当 (年間)
18.00
配当性向
74.0%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
15
FY21
5
FY22
15
FY23
16
FY24
18
FY25
18
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09

IR資料

IR資料は準備中です。

10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

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