蔵
蔵王産業株式会社
ザオウサンギョウカブシキカイシャ上場卸売業9986EDINET: E02779ZAOH COMPANY, LTD.
決算期: 03月期
業種: 卸売業
売上高 (FY25)
84.5億円
10.36%営業利益 (FY25)
9.1億円
24.69%経常利益 (FY25)
9.3億円
24.72%純利益 (FY25)
6.2億円
39.43%総資産
148億円
0.30%自己資本比率
87.3%
—ROE
4.8%
3.00%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
蔵王産業は、業務用高圧洗浄機・床清掃機・スチーム洗浄機などの環境クリーニング機器を国内全域に販売する専門商社である。製品の約76%を欧米・中国メーカーから輸入し、自社ブランド(OEM)や独占販売権付き卸売として展開する点が独自性の核心であり、顧客現場での実演販売という差別化された営業スタイルで製造業・ビルメンテナンス業・コンシューマー市場をカバーする。売上規模はコロナ後の需要拡大で2023年3月期に96億円まで拡大したが、FY2025は搭乗式大型清掃機の受注残一巡と家庭用リンサー(OEM商材)の需要一巡が重なり84億円(-10.4%)に落ち込んだ。営業利益は9億円(前年比-24.7%)、純利益は6億円(同-39.4%)と収益性が大幅に低下した一方、自己資本比率は87.3%・手元現金68億円と財務体質は極めて堅固である。ROE目標10%に対し現状4.8%と乖離が大きく、潤沢な内部留保を成長投資(M&A・新市場開拓)にいかに振り向けるかが中期的な株主価値向上の鍵を握る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 洗浄機器関連が売上の47.6%、アフターサービス(工賃・パーツ)が35.1%、清掃機器関連が17.4%を占める三本柱で構成される。
- 2顧客: 製造業・ビルメンテナンス業を主軸に、ホームセンター等コンシューマー向けOEM卸まで幅広い法人・代理店に販売する。
- 3価値提案: 欧米・中国メーカーとの独占契約に基づくOEM商品と、現場密着型の実演営業で他社にない機能提案を行う商社機能を提供する。
- 4コスト構造: 輸入仕入が総仕入の約76%を占め、船橋配送センター一拠点で全国出荷するため物流効率を確保する一方、在庫調達リスクが集中する。
Risks · リスク要因
- 1為替リスク: 輸入仕入の66.3%が米ドル建て・24.9%がユーロ建てであり、円安進行は仕入コストを直撃し利益率を圧迫する構造的リスクである。
- 2特定取引先への依存: アイリスオーヤマ向け売上がFY2025に14.0%(約12億円)を占め、同社の調達方針変更が売上変動に直結するリスクがある。
- 3商品開発力の限界: 家庭用リンサーのように新商品が市場投入後に需要一巡・競合追随で収益貢献が短期化する構造的な課題が顕在化している。
- 4集中調達リスク: 仕入上位3社(イーリー社25.1%・ミニッツマン社16.3%・IPクリーニング社10.8%)との基本契約書なしの取引が供給停止リスクを内包する。
Strengths · 強み
- 1OEM独占販売権: 欧米・中国メーカーと長期関係を築き、同業他社より有利な価格・品質条件で独占OEM商品を市場投入できる仕組みを持つ。
- 2実演販売力: 全国営業拠点にサービス員を配置し、顧客現場での実演提案により機能訴求と信頼構築を図る差別化営業スタイルを維持している。
- 3盤石な財務基盤: 自己資本比率87.3%・有利子負債ゼロ・現金68億円を保有し、景気悪化時でも積極投資や安定配当を維持できる余力がある。
- 4アフターサービス収益: 全国拠点の技術サービス員による定期点検・修理が工賃・パーツ売上29億円の安定収益として機能し、景気連動性を緩和する。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1OEMアイテム拡充: 高圧洗浄機・スチーム機器に加え調理家電等の新カテゴリーを追加し、コンシューマー向けOEM卸売の販路をホームセンター・SNS経由で拡大する。
- 2代理店・大手ビルメン開拓: 安定収益基盤を強化するため、大手ビルメンテナンス業者や消費者向け流通に強い販売代理店との新規提携を積極推進する。
- 3成長投資の検討: ROE10%目標の未達(FY2025実績4.8%)を受け、M&Aや関連商品強化を通じた資本効率改善を具体的に検討していく方針を示している。
- 42050年度カーボンニュートラル: スコープ1・2排出量の実質ゼロを目標に、太陽光発電設備の設置・社有車のハイブリッド化・再エネ導入を段階的に進める。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上84億円(-10.4%): 搭乗式大型清掃機の受注残一巡(-19.0%)と家庭用リンサー需要一巡(-14.3%)が重なり、2年連続の減収となった。
利益の大幅悪化: 営業利益9億円(-24.7%)・純利益6億円(-39.4%)と収益が急落し、ROEは目標10%を大きく下回る4.8%にとどまった。
アイリスオーヤマ向け売上急減: 最大顧客のアイリスオーヤマ向けがFY2024の約19億円からFY2025の約12億円へ約37%減少し、減収の主因の1つとなった。
財務健全性は維持: 現金68億円・有利子負債ゼロ・自己資本比率87.3%を維持し、配当金5億4,300万円を支払いながらも手元資金はほぼ横ばいを確保した。
02
業績推移
売上高
84.5億円▼10.4%FY25
営業利益
9.1億円▼24.7%FY25
純利益
6.2億円▼39.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 69.5 | 70.8 | 70.8 | 89.5 | 96.5 | 94.3 | 84.5 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 12.9 | 13.8 | 12.1 | 9.1 |
| 経常利益 | 11.2 | 10.7 | 10.2 | 13.3 | 14.1 | 12.3 | 9.3 |
| 純利益 | 7.4 | 7.0 | 7.9 | 11.7 | 10.5 | 10.2 | 6.2 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 136 | 141 | 137 | 147 | 151 | 148 | 148 |
| 純資産 (自己資本) | 118 | 121 | 118 | 126 | 132 | 128 | 129 |
| 自己資本比率 (%) | 86.7 | 86.1 | 86.3 | 85.4 | 87.1 | 86.5 | 87.3 |
| 現金及び預金 | 58.4 | 61.1 | 66.9 | 75.4 | 71.6 | 67.5 | 67.6 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 8.5 | 8.7 | 8.0 | 12.9 | 1.8 | 11.9 | 5.1 |
| 投資CF | ▲0.2 | ▲2.2 | 8.7 | ▲0.9 | ▲0.9 | ▲1.6 | 0.5 |
| 財務CF | ▲4.0 | ▲3.8 | ▲10.8 | ▲3.6 | ▲4.6 | ▲14.4 | ▲5.5 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
113.52
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
4.8%
自己資本利益率
ROA
4.2%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
237人
平均年齢
43.8歳
平均勤続
13.4年
単体 平均年収
597万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
150.00円
配当性向
88.1%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
91
FY21
75
FY22
110
FY23
143
FY24
150
FY25
150
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。