テレビ広告のシェア縮小は今後どこまで進むか?
地上波テレビのシェアは2009年29.0%から2025年20.3%まで約8.7pt縮小しました。インターネット広告費が2009年7,069億円 (シェア12.0%) から2025年4兆459億円 (シェア50.2%) まで5.7倍に拡大し、媒体構成の重心が移行する局面です。テレビメディア (地上波+衛星合計) のシェアは2021年の27%台から2025年の21.8%まで低下しています。
短期の方向性として、地上波は2024年1兆6,351億円から2025年1兆6,333億円へ前年比99.9%と金額は概ね横ばいですが、総広告費の拡大によりシェアは21.3%から20.3%へ約1pt低下しており、シェア縮小は続いています。中期では、テレビ広告主の業種別構造 (情報・通信、金融・保険、外食・サービス等) と各業種の広告投資先選択がシェア推移を左右します。一部の業種でテレビ広告を維持する動き、別の業種でデジタル広告へシフトする動きが並行しており、テレビメディアの位置づけは「マスリーチ媒体」として残り続けるのか、「シェアが20%を下回るかどうか」が中期のwatch pointです。