業態の4分類 — 商品の幅と価格訴求で分かれる
DSは、扱う商品の幅と「どう安さを成立させるか」から、大きく4つの業態に分かれます。総合DSは、食品から雑貨・家電・衣料まで幅広く低価格で網羅する業態で、商品を高く積み上げる圧縮陳列、夜間営業、PB(プライベートブランド=小売が独自に企画する自社ブランド商品)を軸に常時低価格を訴求します。ドン・キホーテ(PPIH)やミスターマックスが代表で、MEGAドン・キホーテのように食品売場を広げた大型店もあります。
スーパーセンターは、食品と非食品を一つの大型店でワンストップに扱う業態で、郊外立地とローコスト運営が特徴です(トライアル、PLANT)。食品DS(ハードディスカウント)は、食品・生活必需品に絞って来店頻度を稼ぐ業態で、EDLP(毎日低価格)、簡素な店舗、製造小売(SPA=企画から製造・販売までを一体で手がける形態)で恒常的な低価格を実現します(オーケー、ロピア、大黒天物産、業務スーパーなど)。
倉庫型クラブは、年会費を払った会員が大容量・低単価で買う倉庫型の店で、コストコが代表です。圧縮陳列や毎日低価格を軸とする一般的なDSとは売り方が異なるため、純粋なDSとは別業態として扱う調査も多くあります。このように、同じ「低価格訴求」でも、圧縮陳列・PB・製造小売・ローコスト運営のどれを組み合わせるかで、業態の色合いが変わります。