なぜ装置・材料は日本の強みといえるのか?
日本はデバイスでは先端ロジックの量産が空白ですが、半導体を作るための製造装置や材料では世界的な競争力を持ちます。半導体は、設計しても作れなければ製品にならず、その「作る」工程を支えるのが装置と材料です。
前工程の製造装置、回路を焼き付けるためのフォトレジスト、回路を作り込む土台となるシリコンウェハなど、製造に不可欠な領域で日本企業が長く高いシェアを保ってきました。世界中のファウンドリやIDMが日本の装置・材料に依存している面があり、デバイスの世界シェアには現れない競争力です。
経済産業省の戦略でも装置・材料は日本の強みと位置づけられています。デバイスの弱さだけを見ると日本の半導体は劣勢に見えますが、装置・材料を含めて見ると、供給網の中で不可欠な役割を担っているという別の姿が見えてきます。