世界半導体市場の拡大を牽引しているのは何か?
世界半導体市場の2024年6,305億ドルから2025年7,722億ドルへの前年比+22.5%の拡大は、生成AIとデータセンターの計算需要が中心です。製品別ではロジックが2,959億ドル、メモリが2,116億ドルと、AI関連の二大区分が伸びを牽引しています。
生成AIの学習と推論には大量の演算が必要で、その中核を担うのがロジックです。あわせて、大容量のデータを高速に扱うためのメモリ需要も拡大しています。データセンターへの投資拡大が、この2区分の需要を底上げする構図です。
一方で、需要の伸びが製品区分によって偏る点には注意が必要です。AI向けのロジックとメモリが市場拡大の中身の大半を占め、ディスクリートやセンサなど他区分の伸びは緩やかです。市場全体の数字だけでなく、どの製品区分が伸びているかをあわせて見る必要があります。