国内データセンターサービス市場の拡大を牽引しているのは何か?
国内市場の2025年4兆3,453億円から2030年5兆6,540億円への拡大は、クラウドの伸びがほぼ全体を牽引しています。クラウドは2025年2兆8,267億円から2030年4兆190億円へ+42.2%拡大し、市場に占める比率は65.1%から71.1%へ高まります。
背景にあるのは2つの需要です。第1にクラウドシフトで、企業が自社運用のシステムを事業者のクラウドへ移す流れが続いています。第2に生成AIの計算需要で、学習と推論にGPUを多用する基盤がクラウド経由で利用される量が増えています。一方でハウジングとホスティング等は同期間で緩やかな伸びにとどまり、市場拡大の中身はクラウドに偏っています。
事業者にとっては、クラウド事業者向けの土地・電力・運用受託や、生成AI向けの高密度・GPU対応サービスをどこまで取り込めるかが成長の分かれ目となります。クラウド需要をどの形で受けるかが、国内データセンター事業者の収益構造を左右する局面です。