生成AIとデータセンターはメモリ市場をどう押し上げているのか?
世界メモリ市場は2024年1,655億ドルから2025年2,116億ドルへ前年比+27.8%で拡大し、生成AIとデータセンターが需要の中心です。AIサーバーは学習と推論に大容量のメモリを使い、DRAMとNANDの双方で需要が伸びています。
ただし日本の受益は素子別に偏ります。AI計算で重要となる広帯域メモリは積層DRAMで、SK hynix57%・Micron35%・Samsung8%と日本勢は不在です。広帯域メモリは日本のメモリ受益の根拠にはならず、メモリ市場の拡大が日本に直接及ぶのはNANDが中心となります。
メモリ市況は変動が大きく、需要拡大局面でも価格の上下で業績が振れます。市場規模の伸びと個社業績は必ずしも一致せず、市況のサイクルを踏まえて見る必要があります。