ライブ市場の過去最高は、構造的な需要拡大か回復の反動か?
ライブ・エンタメ市場は2024年に7,605億円(ぴあ総研)、コンサート市場も2025年に6,443億円(ACPC)と過去最高を更新しました。コロナ前の2019年(ぴあ総研で6,295億円)を上回り、録音市場を上回る規模に育っています。
この伸びには、回復の反動と構造的な変化の両面があります。コロナ下で開けなかった公演が戻った反動に加え、アリーナなど大型会場の新設、フェスや2.5次元、アニメ関連ライブといったジャンルの広がり、海外アーティストの来日の増加が支えています。2025年の海外アーティスト公演は売上1,136億円、K-Popも883億円を占めました。
今後の焦点は、体験への支出が定着するかです。物販やファンクラブを含めた体験経済の広がりは構造的な変化を示す一方、チケットの値上がりや会場の供給には限りもあります。回復の反動が一巡したあとも需要が続くかが、市場の持続性を左右します。