CDが縮小しても、録音市場全体が下げ止まっているのはなぜか?
CD等パッケージの生産金額は2000年の約5,398億円から2024年に約2,052億円へと大きく縮みました。それでも生産と配信を合わせた録音市場が3,285億円で下げ止まっているのは、CDの減少を音楽配信の伸びが補っているためです。
音楽配信は2005年の約343億円から2024年に1,233億円へ伸び、2013年を底に11年連続で増加しています。その原動力が、定額制の聴き放題(サブスクリプション)です。1曲ずつ購入するダウンロードと違い、月額で聴き放題のストリーミングは利用者が増えるほど売上が積み上がるため、配信全体を押し上げてきました。
結果として、録音市場の中身は「縮むパッケージ」と「伸びる配信」が入れ替わる形で推移しています。CD単独では右肩下がりが続きますが、配信を含めた録音市場全体では、配信がパッケージの減少を補い、規模を保っている状況です。