世界の音楽市場はなぜ成長を続けているのか?
世界の録音音楽市場は、2025年に約317億ドルと11年連続で成長しています。かつてはCDの縮小で市場が落ち込みましたが、2010年代半ばを底に、ストリーミングの普及が市場を拡大に転じさせました。
成長の中心は、月額で聴き放題の有料サブスクです。IFPIによると、2025年には有料サブスクが世界の録音収益の過半(5割超)を占めるまでになりました。利用者が増えるほど収益が積み上がるサブスクが、世界の市場を押し上げています。さらに、スマートフォンの普及を背景に、新興国を含めて聴き放題の利用が広がっていることも成長を支えています。
市場の規模では、アメリカが最大で、日本がこれに次ぐ2位、ヨーロッパではイギリス・ドイツ・フランスが主要な市場です。2025年は中国がドイツを抜いて4位へ浮上するなど、上位の顔ぶれにも変化があります。ストリーミングを軸に、世界の音楽市場は当面成長が続くと見られています。