なぜ寿司は外食のなかで海外展開が先行しているのか?
寿司が外食業態のなかで海外展開を先行できる理由は、大きく3つあります。第1に、世界的な日本食ブームです。寿司はヘルシーさと話題性から海外で人気が定着し、「寿司=日本」というブランド力をそのまま生かせます。海外の日本食レストラン数は増加が続いています。
第2に、回転寿司が国内で磨いた店舗運営のテクノロジーです。タッチパネルや特急レーン、皿の自動カウント、AI需要予測といった省人化の仕組みは、人件費の高い北米や成長するアジアでも強みになります。第3に、国内市場の成熟を見越した先取りです。人口減少で国内の成長余地が限られるなか、各社は海外に活路を求めています。
これらの追い風を背景に、くら寿司の米国子会社のナスダック上場や、スシローの海外売上構成比3割超など、寿司の海外展開は具体的な成果につながっています。