なぜコンビニ業界で大型の資本再編が相次いでいるのか?
コンビニの店舗数は全国で約5万6千店に達し、国内市場は飽和に近づいています。新規出店による量的な成長の余地が乏しくなるなかで、各社は商品調達・物流・デジタル投資の規模を確保し、新たな成長の道を探る必要に迫られています。
こうした状況が、企業の枠を超えた資本の再編や、通信・商社・金融といった異業種との結合を後押ししています。ローソンは通信大手のKDDIと商社の三菱商事、ファミリーマートは商社の伊藤忠商事の資本のもとに入りました。コンビニの全国の店舗網が、異業種にとっても価値のある資産とみなされていることが、再編の背景にあります。
資本再編は、規模の確保と異業種との連携を通じて、コンビニが単独の小売業から複合的な事業へと位置づけを変える動きとして進んでいます。