使い捨て(1day)化は、コンタクトレンズ市場に何をもたらすか?
コンタクトレンズは単回使用(1day)への移行が長く続いています。本体の出荷額は2016年の2,147億円から2024年の3,153億円へ増加する一方、洗浄に使うケア用品は340億円から321億円へ横ばいから微減です。1dayは毎日新しいレンズを使うため、継続的な購入が前提となる消費構造で、本体の需要を底支えします。
小売の側でも同じ流れが確認できます。NielsenIQの2024年の調査では、本体の小売が前年比+0.2%とほぼ横ばいのなかで、定額制サービスが+13%と伸び、ケア用品は-8%と減少しました。1dayが普及するとケア用品が不要になるため、本体は伸びる一方でケア用品は減るという動きです。
使い捨て化は、使う人にとっては衛生面や手入れの手軽さという利点があり、事業者にとっては継続購入による安定した需要につながります。一方で、毎日使い捨てるためレンズ単価あたりの量が増え、価格や供給の安定が論点になります。