宝飾品の輸入が急増しているのは、何が要因か?
宝飾品の輸入額は、2021年の約2,144億円から2025年には約5,900億円へと約2.7倍に増えました。最大の要因は、訪日外国人(インバウンド)の需要の回復です。コロナ後に訪日客が戻り、富裕層を中心とした高級宝飾の購入が伸びています。
あわせて、円安が訪日客の購買を後押しし、海外ブランドの国内展開も進んでいます。輸入の中心がフランス・イタリアであることからも、カルティエやブルガリといったヨーロッパの高級ブランドの商品が、日本に多く入ってきていることがうかがえます。
つまり、輸入の急増は、訪日需要・円安・海外ブランドの展開が重なった結果です。ただし、輸入額は仕入れの通関額であり、これがそのまま国内の販売額を示すわけではない点には注意が必要です。