宝飾品の市場や単価が金・プラチナ相場に左右されるのはなぜか?
宝飾品は、金やプラチナといった素材価値の大きい商品だからです。指輪やネックレスの多くは金・プラチナの地金を使って作られ、製品価格に占める素材コストの割合が高くなります。このため、相場が上がると原価が上がり、各社が販売価格を引き上げます。
金の小売価格は2020年の約6,122円/gから2025年には約17,302円/gへと5年で約2.8倍になりました。この急騰が、宝飾品の単価を押し上げ、金額ベースの市場規模を底上げしています。宝飾品市場の近年の回復が「数量でなく単価主導」と言われるのは、この素材相場の上昇が主因です。
つまり、宝飾品の市場規模やブライダルリングの単価は、需要そのものの強さに加えて、素材相場という外部要因に大きく左右されます。相場が高止まりすれば単価は底堅く、相場が反落すれば単価の伸びは鈍るという、相場連動の構造を持っています。