子供の数が減っているのに、学習塾の需要が底堅いのはなぜか?
通塾の対象となる子供の数は、少子化で減り続けています。2025年の小学生は581.2万人、中学生は310.5万人でいずれも過去最少となり、需要の母数は構造的に縮んでいます。
それでも学習塾の需要が底堅いのは、子供1人にかける教育費の支出が高い水準を保っているためです。少子化で子供の数が減るぶん、1人の子供に手厚く教育費をかける家庭が増えています。中学受験の広がりや、より個別性の高い指導への需要が、1人当たりの学習塾費を押し上げています。
つまり、需要は「母数の減少」と「1人当たり支出の底堅さ」という二つの力の綱引きの状態にあります。母数が減っても1人当たりの支出が支えることで、学習塾への需要全体は大きくは落ち込まずに推移してきました。