なぜ受動部品が世界出荷の半分超を占めるのか?
日系メーカーの電子部品 世界出荷で、受動部品は2兆4,376億円(構成比52.8%)と半分超を占めます。受動部品は、電気を蓄えるコンデンサ、電流を安定させるインダクタ、電流を調整する抵抗器など、あらゆる電子機器の回路に欠かせない基礎部品です。
これらの部品は、電子機器が1台あたりに搭載する個数が多いのが特徴です。スマートフォン1台にはMLCCが数百〜千個、電気自動車1台には数千個が搭載されるとされ、機器の小型化・高機能化が進むほど搭載個数が増えます。特に生成AI向けの高性能サーバーでは、安定した電力供給のためにMLCCの使用個数が従来サーバーの数倍に増えるとされ、受動部品の需要を押し上げています。
最大品目のコンデンサは単独で1兆7,277億円と世界出荷全体の3分の1超を占めます。電子機器が増え、1台あたりの部品点数が増える構造が続く限り、受動部品が最大カテゴリであり続ける見通しです。