インターネット広告50%超後の媒体構成はどう動くか?
2025年にインターネット広告が構成比50.2%で初の半数超え、推定開始1996年以来30年で迎えた歴史的転換点です。2017年の23.6%からわずか8年で50.2%へ倍加した急速なシフトの背景は、Google・Meta・Amazon・TikTok等のグローバルプラットフォームが媒体経済圏を握り、運用型広告 (リアルタイムオークション形式の自動配信) が予約型広告 (媒体枠を事前購入する形式) を大きく上回ったことにあります。
中期では3つのドライバーが拡大を後押しします。①コネクテッドTV (インターネット接続テレビ) の動画広告需要、②生成AIによる広告クリエイティブの大量生成と運用最適化、③Retail Media (Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング等の流通プラットフォーム広告) の立ち上がり、です。一方、構成比60%超への到達は、マスコミ4の下げ止まりと相殺で、2027-2030年に段階的に進む見通しです。
業界戦略への示唆: 国内代理店はグローバルプラットフォームと広告主の間で広告計画立案・媒体購入・効果測定・クリエイティブ統合を担うオーケストレータ役として位置付けが再定義されつつあります。マスコミ4媒体はデジタル化 (テレビメディアデジタル・新聞デジタル等) で生き残りを図り、プロモメディアはデジタルサイネージ・イベント・OOHとデジタルの統合で再成長を目指す構図です。