2029年度SaaS/PaaS+73.0%予測の背景は何か
国内SaaS/PaaS市場は富士キメラ総研の予測で2029年度に33,975億円(2024年度比+73.0%)へ拡大する見通しで、企業向けソフトウェア53品目を対象とした業界全体の代表値です。Press原文「先行するマーケティングなどに加え、バックオフィスや基幹系システムでクラウド化が進展」とされ、4大区分(バックオフィス20品目 + セールス9品目 + デベロップメント13品目 + デジタルワークプレース11品目)で広範な拡大が予測されています。
成長要因は3つに整理できます。第1は バックオフィスのクラウド化深化 で、会計・人事労務・経理を担うfreee(4478)・マネーフォワード(3994)・サイボウズ(4776)kintoneや、グローバル大手のWorkday(HCM)・Oracle Fusion ERP・SAP S/4HANAが大企業向けにも展開を加速しています。第2は 基幹系システムのSaaS移行 で、これまでオンプレミスのERP/CRMで運用していた大企業が、SalesforceやSAP S/4HANA Cloud等のSaaSに移行する動きが本格化しています。第3は AI × SaaS統合とガバメントクラウド で、各社AI機能拡充(Salesforce Einstein / Microsoft Copilot / freee AI / Sansan Bill One AI)とデジタル庁の採択5 CSP経由の自治体SaaS移行が需要の押し上げに作用しています。