中古流通のDXは何を解決しようとしているのか?
中古住宅の取引には、新築にはない難しさがあります。物件ごとに状態が異なり価格や品質が分かりにくいこと、手続きが対面と紙を前提として手間がかかること、そして物件情報が事業者ごとに分散しやすいことです。中古流通のDXは、これらの課題を、情報インフラ・手続きのデジタル化・評価の可視化という3つの面から解こうとしています。
土台となるのが、物件情報を業界で共有するレインズです。そのうえで、IT重説や電子契約が手続きの手間を減らし、AI査定やインスペクションが価格や品質の見えにくさを補います。それぞれは別の仕組みですが、いずれも「中古住宅の取引を、より速く、分かりやすく、安心して行えるようにする」という同じ方向を向いています。
中古住宅の流通は拡大が続いており、その裾野をさらに広げるには、取引の利便性と安心感を高めることが欠かせません。デジタル化は、中古をためらわせてきた要因を一つずつ取り除く取り組みといえます。