中古住宅への流通シフトはどこまで進むのか?
既存住宅が住宅流通に占めるシェアは2013年の30.8%から2023年に40.4%へ上昇し、中古取引は着実に拡大しています。レインズへの成約報告件数も2005年度の約10.9万件から2024年度に約19.2万件へ増えました。
もっとも、中古取引が住宅流通の大半を占める欧米と比べると、日本の40.4%は依然として低い水準です。新築志向の根強さや、中古住宅の品質・情報に対する買い手の不安が背景にあり、既存住宅状況調査(インスペクション)や安心R住宅などの品質を可視化する仕組みが整えられてきました。
人口減少と空き家の増加という構造変化のもとで、住宅政策は新築の供給から既存ストックの活用へと軸足を移しています。中古流通シフトは中期的に続く見通しです。