なぜ推計によって市場規模の金額が違うのか?
住宅リフォームの市場規模は、調査機関や統計によって約7兆円から8兆円超まで幅があります。これは推計が間違っているのではなく、何をリフォームに含めるかという範囲の取り方が異なるためです。
紛争処理支援センターは、増築・改築工事費と設備等の修繕維持費に絞った狭義(約7.0兆円)と、分譲マンションの大規模修繕などを加えた広義(8兆2,800億円)の2通りを示しています。矢野経済研究所は家具・インテリアなども含めて7兆3,470億円としています。同じ「リフォーム」でも、設備の交換だけを指すのか、家具の買い替えまで含めるのかで金額は変わります。
さらに、国土交通省の建築物リフォーム・リニューアル調査は住宅と非住宅を合わせた受注額を集計しており、住宅単独の市場規模とは性質が異なります。市場規模の数字を読むときは、どの範囲を集計した数字かを確認することが、誤解を避けるうえで欠かせません。