なぜコーヒー豆の価格はこれほど上がったのか?
理由は大きく分けて、産地の供給不安と円安の二つです。世界最大の産地ブラジルの干ばつ・霜害や、ベトナムの天候不順による不作で供給への不安が強まり、需要が世界で伸びるなかで需給が締まりました。相場の上昇を見込んだ投機的な資金の流入も、値動きを大きくしたとみられます。
これにより、ニューヨーク市場のアラビカ種の先物相場は2024年終盤に約47年ぶりの高値水準まで上昇しました。日本にとってはさらに、ドル建ての相場をより多くの円で支払う必要が生じる円安が重なります。
結果として、円ベースの輸入価格は2020年を100として2025年に458(約4.6倍)まで上昇しました。短期的には天候という変動要因が大きい一方、新興国の需要拡大という構造的な要因もあり、価格の高止まりが続くかは産地の天候と為替の動き次第です。