カフェ・喫茶市場はコロナ前を上回ったのか?
喫茶店区分の市場規模は、2023年に1兆1,892億円となり、新型コロナ前の2019年(1兆1,784億円)を上回りました。2020年に8,055億円まで落ち込んだ底から3年で回復し、外食全体がまだコロナ前の水準に届かないなかで、喫茶店はいち早く回復しています。
回復を支えているのは、主にチェーンの拡大と値上げです。家計調査の喫茶代(1世帯当たりの年間支出)は、2024年に9,837円と、コロナ前の2019年(7,832円)を上回りました。値上げやフードメニューの拡充で、1世帯が1年間にカフェ・喫茶店で使う金額が増えています。
一方で、これは喫茶店という業態全体の数字です。個人経営の喫茶店は長期的に減り続けており、回復はチェーンが主導しています。市場規模の回復と、店の担い手の入れ替わり(二極化)は、分けて見る必要があります。