なぜファストフードのコストは上がっているのか?
食材費と人件費が、ともに上昇しているためです。食材費は輸入依存が中心の要因で、日本銀行の輸入物価指数では食料品が2020年の約100から2026年に182.4まで上がりました。国際的な穀物価格の高騰に加え、円安が円建ての仕入れ値を押し上げています。
人件費は、最低賃金の引き上げが要因です。全国加重平均は2019年度の901円から2025年度に1121円へと6年で220円上がりました。多くのパート・アルバイトで運営するファストフードにとって、最低賃金の上昇は人件費に直結します。
つまりコスト上昇は、輸入食材の価格高騰(食材費)と最低賃金の継続的引き上げ(人件費)という、外部環境の構造的な変化によるものです。一時的な要因ではないため、各チェーンは価格や運営の見直しを迫られています。