原材料費の高騰のなかで、ラーメン店の淘汰はどこまで進むのか?
ラーメンの原価指数は2020年の100から2025年に141まで上がり、原材料費の高騰が倒産の主因になっています。倒産は2024年に79件と過去最多になり、2025年は59件へ減ったものの高い水準が続きます。資本金100万円未満の小規模店が倒産の42.3%を占めるなど、体力の乏しい個人店ほど追い込まれています。
一方で、淘汰は退出だけではありません。セントラルキッチンや券売機で効率を高めた店、原価を管理できるチェーンは出店を続け、事業継続が難しくなった店を大手やファンドが引き継ぐ再編も進んでいます。退出と引き継ぎの両方が、業界の新陳代謝を進めています。
原材料費の高騰が続くかぎり、価格に転嫁できない店の退出は当面続くとみられます。淘汰の波のなかで、効率経営の仕組みを持てるかどうかが、店の存続を分ける軸になります。