中華・ラーメン食堂と中華そば — ハイデイ日高・幸楽苑
ハイデイ日高は、首都圏の駅前を中心に「熱烈中華食堂 日高屋」を展開する中華・ラーメン食堂チェーンで、上場するラーメン関連企業のなかで連結売上556億円(FY2025)と最大手級です。ラーメンや中華のメニューを低価格でそろえ、駅前という好立地と高い回転率で稼ぐのが特徴です。財務面では自己資本比率75.1%と借入に頼らない厚い自己資本を持ち、ROEは16.1%です。コロナ禍で深夜帯の需要が落ち込み一時赤字となりましたが、その後は客足の回復とともに営業利益55億円まで戻しています。
幸楽苑ホールディングスは、ロードサイドを中心に中華そばの「幸楽苑」を展開します。コロナ禍では赤字が続き、不採算店の閉鎖や店舗網の見直しといった構造改革を進めてきました。その結果、FY2025の連結売上は188億円と縮小したものの、純利益は黒字を確保し、ROEは20.5%まで回復しています。両社に共通するのは、低価格の日常使いを軸とする業態であり、原材料費の高騰のなかで値上げと省人化のバランスをとりながら収益性を立て直そうとしている点です。