フードデリバリー市場は今後も伸びるのか?
フードデリバリー市場は、新型コロナの時期に急速に拡大しました。NPDジャパン(Circana)の調査では、デリバリー(出前)市場はコロナ前(2019年)比で+97.0%と約2倍に伸びた後、2024年に一度減少し、2025年(1-12月計)は8,240億円(前年比+2.0%)と再び増加する見込みです。急拡大は一服したものの、コロナ前の約2倍という水準は保っています。
これは、フードデリバリーが一時の特需で終わらず、生活のインフラとして一定の利用が定着したことを示します。共働き・単身世帯の増加や、外出せずに食事を済ませたいという需要が、底堅い利用を支えています。
今後は、コロナ期のような急拡大ではなく、定着した需要のうえでの緩やかな推移が見込まれます。配送料や手数料に見合う価値を利用者が感じられるか、対応エリアやサービスの質をどう高めるかが、市場が再び伸びるか、横ばいにとどまるかを左右します。