なぜ冷凍食品の消費は拡大を続けているのか?
冷凍食品の国内消費額は、2025年に1兆3,614億円(前年比+4.1%)と過去最高水準に達しました。拡大の背景には、惣菜・弁当などの中食と共通する「食の外部化」の流れがあります。
共働き・単身世帯の増加や高齢化、調理の手間を省きたいというタイパ(時間効率)志向が、簡便に調理できる冷凍食品の需要を支えています。加えて、冷凍技術の向上で品質が大きく改善し、「冷凍食品はおいしくない」という従来のイメージが変わったことも、家庭用の伸びを後押ししています。
外食店や中食事業者向けの業務用も、人手不足や調理の効率化を背景に底堅く推移しています。長期保存ができてロスを抑えられる点も、外食・中食の現場で冷凍食品が使われる理由です。需要側・供給側の双方の事情が、冷凍食品の消費拡大を支えています。