なぜファーストフード・日配食品(中食)が最大カテゴリになったのか?
コンビニの商品別販売額で最も大きいのは、弁当・惣菜・おにぎり・調理パンなどのファーストフード・日配食品で、2025年は48,396億円(構成比約36.3%)です。構成比は2005年の約35.7%から2017年の約37.7%まで高まった後やや低下し、最大の区分として3割台半ばで推移しています。金額では20年間で大きく伸びてきました。
背景には、共働き世帯や単身世帯の増加による中食(家庭外で調理された食品を持ち帰って食べる形態。弁当・惣菜など)需要の拡大があります。コンビニは出来たてに近い品質の弁当・惣菜を全国で安定して提供できる体制を整え、独自の商品開発でこの需要を取り込んできました。これらの商品は加工食品や日用品より粗利率(売上に対する粗利益の割合)が高い傾向があり、客単価と利益の両面で売上を支えています。
構成比でみると、この20年間は加工食品が比重を下げ、たばこなどを含む非食品が比重を上げてきました。そのなかで、コンビニの商品開発の中心は弁当・惣菜などの調理・即食系の商品群に置かれています。