なぜ「総合」スーパーと呼ぶのか?
総合スーパー(GMS)が「総合」と呼ばれるのは、衣・食・住のいずれの分野も突出しない、幅広い品揃えを持つためです。食料品だけ、衣料品だけといった特定分野に特化せず、生活に必要な多様な商品を一つの店で扱う点が、専門スーパー(食品スーパーなど特定分野中心の店)と区別される特徴です。
英語のGeneral Merchandise Store(総合的な商品を扱う店)がそのまま業態名の由来で、頭文字からGMSと略されます。高度成長期に、百貨店ほど高級でなく、専門店ほど分野が狭くない「何でもそろう大型店」として普及しました。セルフサービス方式で人件費を抑え、衣・食・住を一度の買い物でそろえられる利便性が、総合スーパーの強みでした。
ただし近年は、衣料品・住関品が専門店やECに侵食され、食料品中心へと変質しています。「総合」という名称と実態が乖離しつつあるのが、現在の総合スーパーの姿です。