日本の自動運転は欧米中に追いつけるか?
米Waymoは2024年11月 週17.5万トリップ → 2025年末 週45万トリップに +157% 成長、SF・LA・Phoenix・Austin・Atlantaの5都市でL4ロボタクシー (運転手不在の有償運送) を商用展開しています (出典: The Driverless Digest 2025末公表)。中国Baidu Apolloは北京・上海・武漢・広州など10+ 都市でL4商用化、いずれも乗客が運転席に座らない完全自動運転サービスを提供しています。一方、日本はRoAD to L4 (METI・MLIT横断) で2025年50か所目標 という慎重なロードマップで、商用化の主軸は 地方シャトル・物流の限定領域 から始まり、都市部ロボタクシーへの到達は2027-2030年が現実的な見通し。
格差の要因は (1) 規制と責任 (米国は州ごとに段階運用可、日本は道路交通法・損害賠償体系の整備に時間)、(2) 技術ベースの違い (米中はマップレス + AI Vision重視、日本は高精度3Dマップ + センサーフュージョン重視で開発・運用コストが異なる)、(3) 商用化の優先順位 (米中は都市ロボタクシー、日本は地方公共交通・物流) という戦略の違いの3軸。完全な「追いつき」ではなく、用途特化での独自展開 が日本の中期5年の現実的シナリオです。
中長期 (2030年代) ではWaymo / Baidu / Tesla FSD (Full Self-Driving、米国でドライバー監督下の有償サービス) / 国産OEM連合の L4移動サービスがグローバル競争領域 に。Waymoの都市拡大ペース、中国BYD・NIOの自動運転商用化、日本のRoAD to L4 50か所の運営実績が、業界次の10年の地理ポジションを規定します。