コールセンターサービス市場はなぜ減少しているのか?
コールセンターサービス市場は、2024年度に1兆517億円(前年度比-3.5%)と減少しました。最大の要因は、コロナ禍を背景に続いてきた公共分野・官公庁の大型スポット案件の縮小です。ワクチン接種予約や給付金関連など、コロナ対応で一時的に発生した大規模なコールセンター需要が、2024年度でほぼ一巡しました。
ただし、これは市場全体が縮んでいるという意味ではありません。民間企業では、人手不足を背景にコールセンター業務を外部に委託する動きが続いており、アウトソーシング需要そのものは底堅く推移しています。電話だけでなく、チャットやソーシャルメディアといった非電話チャネルへの対応も増えており、委託される業務の幅は広がっています。
つまり、市場の減少は一過性の大型案件の反動が主因で、コールセンターを外部に委託する構造的な需要は続いています。2025年度のサービス市場は、大型案件の一巡を経て前年度並みで推移すると予測されています。