コールセンターの人材不足はどれほど深刻なのか?
コールセンター/コンタクトセンターの人材不足は、労働人口の減少を背景とした構造的な課題です。電話やチャットで顧客対応を行うコミュニケーター(オペレーター)は多くの人手を必要とする職種で、採用市場が縮むなかで必要な人数の確保が難しくなっています。
日本コンタクトセンター協会(CCAJ)の調査では、従業員数を公開した65社の合計は2024年度に287,288人でした。これは会員社の自己申告にもとづく数字で業界全体ではありませんが、業界の規模感を示します。2年連続で回答した53社で見ると、従業員数は前年度から16,991人増えており、需要に応じた採用は続いています。
ただし、コールセンターは離職率が高い職場とされ、採用しても定着しなければ教育コストがかさみ、現場の品質も不安定になります。必要な人数を採用し続ける難しさと、定着させる難しさの両方を抱えている点が、この業界の人材問題の本質です。