なぜ印刷通販は成長を続けているのか?
印刷通販市場は、2013年の543億円から2021年の1,237億円まで、およそ2.3倍に拡大しました。最大の理由は、注文のデジタル化(DX)の浸透です。名刺・チラシ・冊子などの印刷を、ウェブ上で仕様と価格を確認してその場で発注できる手軽さが、利用者に支持されています。
仕組みの面では、全国から注文を集約し、大きな印刷機でまとめて刷ることで、低価格と短納期を両立しています。少部数でも手ごろな価格で頼めるため、これまで印刷を発注しにくかった小規模事業者や個人の需要も取り込んでいます。
コロナ禍の前後も底堅く推移しており、注文のデジタル化が一過性でなく定着したことがうかがえます。縮小が続く印刷市場のなかで、印刷通販は数少ない成長分野となっています。