なぜ保険・セキュリティ・商社が建設コンサル・測量を買収したのか?
2025年に非公開化した2社の買収先は、保険(東京海上ホールディングス)、セキュリティ(セコム)、商社(伊藤忠商事)という異業種でした。共通するのは、建設コンサル・測量が持つ社会資本や防災・空間情報のデータ・技術が、自社の事業と親和性が高い点です。
保険にとって災害リスクの評価や防災・減災は保険事業と深くかかわり、セキュリティや商社にとって測量・空間情報は防犯・防災や物流・宇宙関連の事業と組み合わせやすい資産です。加えて、インフラの維持・更新という長期の需要は、景気に左右されにくい安定した事業機会でもあります(各社の発表や報道による)。
ただし、買収の狙いや期待するシナジーは各社ごとに異なります。実際にどのような相乗効果が生まれるかは、今後の事業の進め方によるところが大きく、現時点で一律に評価できるものではありません。