CONSTRUCTION CONSULTING建設・不動産

建設コンサル業界の市場規模・主要企業・動向

建設コンサルタント業界は、社会資本の調査・計画・設計・施工監理を担う官公需中心の業界です。国土強靱化を背景に受注は底堅い一方、登録業者は長期で漸減し、2025年には最大手2社が異業種資本のもとで非公開化しました。

建設コンサルタント業界とは、道路・河川・橋梁・上下水道などの社会資本について、調査・計画・設計・施工監理を担う「建設の上流(頭脳)」の産業です。測量業・地質調査業とあわせて建設関連業3業種を構成し、発注者は国や自治体など公共が中心です。建設コンサルタント部門の売上高は協会会員の大手501社で約1兆1,309億円(2023年度、会員ベース)に達し、国土強靱化やインフラ老朽化対策を背景に受注は底堅く推移しています。一方で登録業者数は建設コンサルタント3,930社・測量業11,140社と長期で漸減し、2025年には最大手のID&E(旧日本工営)とパスコが異業種資本のもとで非公開化しました。本ページでは、市場規模と受注構造、主要企業と業界再編、登録業者の構造、政策とDX、担い手の各面から整理します。

最終更新

業界サマリ

業界概要

建設コンサルタント業界とは、道路・河川・上下水道などの社会資本について、調査・計画・設計・施工監理(工事が設計どおり進むかの確認)を担う「建設の上流(頭脳)」の産業です。実際の工事を担うゼネコン(総合建設会社)の前段にあたり、測量業・地質調査業とあわせて建設関連業3業種を構成します。発注者は国や自治体など公共が中心で、市場規模は協会会員の建設コンサルタント部門売上高でみて約1兆1,309億円(2023年度、会員ベース)です。

  • 建設コンサルタント部門の売上高は、協会会員501社で約1兆1,309億円です(2023年度)。これは会員企業の同部門売上の集計総額で、建設関連業3業種全体の市場ではなく、建設コンサルタント(1業種)の会員ベースの規模を表します。
  • 発注者は公共が中心で、官公需に依存する構造です。建設コンサルタント上位50社の受注高は約7,367億円で、そのうち約77.7%が公共発注です(上位50社対象の調査)。社会資本が公共財であることが背景にあります。
  • 登録業者は長期で漸減し、分散構造です。建設コンサルタント3,930社・測量業11,140社・地質調査業1,221社(2025年3月末)で、少数の大手に集中せず中小・地場が広く分布します。2025年には最大手2社が非公開化しました。
基礎データ: 建設コンサルタンツ協会 協会データ / 国交省 建設関連業等の動態調査 / 国交省 建設関連業の登録状況 / 各社IR

市場動向

建設コンサルタント市場は、国土強靱化やインフラ老朽化対策を背景に受注が底堅く推移しています。協会会員の部門売上は長期で増えていますが、会員数の増加や集計対象の変動を含むため、需要そのものの急成長とは区別して読む必要があります。発注者は公共が中心です。

  • 会員ベースの建設コンサルタント部門売上は、2014年度の6,677億円から2023年度の1兆1,309億円へ増えています。これは会員企業の同部門売上の集計で、受注の底堅さを背景としています。
  • 受注は国土強靱化とインフラ老朽化対策が下支えしています。建設コンサルタント上位50社の受注高は2025年度に約7,367億円で、防災・減災や維持管理の需要が公共発注として続いています。
  • 受注の中心は公共発注です。上位50社の受注のうち約77.7%が国・自治体などの公共で、官公需依存が建設関連業に共通する構造です(上位50社対象の調査での比率)。
基礎データ: 建設コンサルタンツ協会 協会データ / 国交省 建設関連業等の動態調査

競争環境

建設コンサルタント業界は、上場する建設技術研究所(CTI)を最大手に、応用地質・アジア航測・いであ・長大などの上場各社と、オリエンタルコンサルタンツ・パシフィックコンサルタンツ・八千代エンジニヤリングなどの非上場大手が並ぶ分散型の構造です。2025年には最大手のID&E(旧日本工営)とパスコが非公開化し、異業種資本の参画と再編が進んでいます。

  • 上場の建設コンサルタントでは、建設技術研究所(CTI)が最大手です。応用地質(地質調査の最大手)、アジア航測(航空測量)、いであ(環境)、長大などが続き、上場各社が分野ごとに強みを持っています。
  • 非上場の大手も業界の中核を担っています。オリエンタルコンサルタンツ、パシフィックコンサルタンツ、八千代エンジニヤリング、国際航業などが挙げられ、上場・非上場を合わせて多数の事業者が分散して競争しています。
  • 2025年に最大手2社が非公開化しました。ID&E(旧日本工営)は東京海上ホールディングス、パスコはセコムと伊藤忠商事の傘下に入り、異業種資本による建設コンサルタント・測量大手の取り込みが進みました。
基礎データ: 各社 決算短信・有価証券報告書 / 各社・取得側の適時開示(ID&E・パスコの非公開化)

市場規模推移

2014-2023 · 建設コンサルタント部門売上高(協会会員ベース)
単位: 億円
03,7507,50011,25015,0006,677146,929158,557168,690178,686189,283199,7482010,2452110,7272211,30923
出典: 建設コンサルタンツ協会「協会の現況」(会員企業の建設コンサルタント部門売上高、2014-2023年度・会員ベース)
年度2014201520162017201820192020202120222023
建設コンサルタント部門売上高(協会会員ベース)億円6,6776,9298,5578,6908,6869,2839,74810,24510,72711,309
前年比+3.8%+23.5%+1.6%-0.0%+6.9%+5.0%+5.1%+4.7%+5.4%
市場規模の読み解き
市場規模と受注の底堅さ

建設コンサルタント業界の市場規模は、協会会員(501社)の建設コンサルタント部門売上高でみて約1兆1,309億円です(2023年度)。この会員ベースの売上は2014年度の6,677億円から増えていますが、会員数が426社から501社へ増えたことや集計対象の変動を含むため、需要そのものの急成長ではありません。国土強靱化(防災・減災やインフラの老朽化対策を進める国の取り組み)を背景に、近年は受注が底堅く推移しています。

受注の面では、建設コンサルタント上位50社の受注高が約7,367億円(2025年度)で、このうち約77.7%が国や自治体などの公共発注です(上位50社を対象とした調査での比率)。なお、市場規模の1兆1,309億円(会員501社の売上)と上位50社の受注高7,367億円は、集計の対象も指標(売上と受注)も異なるため、直接は比較できません。発注者の中心が公共である点は、測量業・地質調査業を含めて建設関連業に共通する構造です。

⇒建設コンサル業界の市場規模を詳しく見る

⇒受注構造と公共依存を詳しく見る

登録業者の漸減と分散構造

業界の担い手である登録業者数は、長期で漸減しています。建設コンサルタントの登録業者は2025年3月末で3,930社、測量業は11,140社、地質調査業は1,221社で、いずれもピーク(測量業2003年度、建設コンサルタントと地質調査業2005年度)を過ぎて緩やかに減ってきました。

業界は少数の大手に集中しておらず、中小・地場の事業者が広く分布する分散構造です。1社が複数の業種に登録する兼業も多く、3業種すべてに登録する事業者は766社にのぼります。登録部門でみると道路が最も多く全体の16.7%を占め、河川・砂防や鋼構造、土質・基礎など土木系の社会資本分野に厚みがあります。

⇒登録業者の構造を詳しく見る

2025年に進んだ業界再編

2025年には、業界の最大手2社が相次いで非公開化しました。建設コンサルタント最大手のID&E(旧日本工営)は東京海上ホールディングスの完全子会社となって2025年5月に上場廃止、航空測量大手のパスコはセコムと伊藤忠商事の傘下に入って2025年1月に上場廃止となりました。

インフラの維持管理・更新が長期の需要として見込まれるなか、保険やセキュリティといった異業種の資本が、防災や空間情報の分野で建設コンサルタント・測量大手を取り込む動きとみられます。上場を続ける建設技術研究所(CTI)や応用地質などとあわせ、再編と資本構成の変化が業界の論点となっています。

⇒業界再編と資本の動きを詳しく見る

⇒主要企業を詳しく見る

主要トピック

業界構造

主要プレイヤー / サプライヤー / 流通 / 需要
建設コンサル業界の構造
主要プレイヤー (2026年6月時点)
02
非上場の大手建設コンサルタント(Major Unlisted Firms)
上場していないが業界の中核を担う大手。受注規模で上場各社に匹敵・上回る事業者も含む
主要な非上場大手(代表例)
オリエンタルコンサルタンツ
道路・交通・都市分野に強い総合建設コンサルタント(ACKグループ/エイトグループ)。非上場
パシフィックコンサルタンツ
社会資本全般を手がける総合建設コンサルタントの大手。非上場
八千代エンジニヤリング
河川・水資源・環境に強い総合建設コンサルタント。非上場
国際航業
測量・空間情報の大手。非上場
そのほかの大手・中堅
ニュージェック(電力土木)、中央復建コンサルタンツ、玉野総合コンサルタントなど、多数の事業者が分散して競争
03
2025年に非公開化した旧上場大手(Taken Private in 2025)
異業種資本による買収で非公開化。建設コンサルタント・測量の最大手級が市場から退出した
異業種資本の傘下に入った大手(★ ticker 非付与=非上場化済)
ID&Eホールディングス(旧日本工営)
東京海上HD傘下(2025年5月 上場廃止)
長く建設コンサルタントの最大手。東京海上ホールディングスによる完全子会社化で2025年5月に上場廃止。コンサルティング・都市空間・エネルギーの3事業を展開
パスコ
セコム・伊藤忠傘下(2025年1月 上場廃止)
航空測量・空間情報の大手。セコムと伊藤忠商事の共同買収で2025年1月に上場廃止。非公開化後の出資比率はセコム75%・伊藤忠25%
04
発注者・制度・業界団体(Clients, Rules & Associations)
受注の中心となる公共の発注者と、調達制度・業界団体・資格の基盤
発注者(公共が中心)
国(国土交通省など)
直轄事業の発注者であり、建設関連業の登録・調達制度を所管。動態調査・登録状況の調査主体
地方自治体・公的機関
都道府県・市町村やNEXCO・水道局などの公的機関が、地域のインフラ整備・維持管理を発注
調達制度・業界団体・資格
品確法・総合評価/プロポーザル
公共調達は価格だけで決める方式から、技術提案を評価する総合評価落札方式・プロポーザル方式へと広がった(品質確保の観点)
建設コンサルタンツ協会(JCCA)
建設コンサルタントの業界団体。会員企業の部門売上高や技術者数を公表し、RCCM資格を認定。業界 anchor data の主要出典
全国地質調査業協会連合会(全地連)
地質調査業の業界団体
技術士・RCCM
技術士は国家資格、RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)は民間資格。公共業務の管理技術者・照査技術者の要件
業界構造の読み解き
3業種の役割分担

建設コンサルタント業界は、建設コンサルタント業・測量業・地質調査業の建設関連業3業種で構成されます。建設コンサルタントは道路・河川・橋梁・上下水道などの社会資本について調査・計画・設計・施工監理を担い、測量業は位置や地形の測定、地質調査業は地盤の調査を担当します。

いずれも社会資本整備の上流(頭脳)にあたり、実際の工事を行うゼネコン(施工)とは役割が分かれています。発注者は国・自治体などの公共が中心で、3業種は連携して計画から施工監理までの工程を支えています。

⇒登録業者の構造を詳しく見る

登録部門と技術者資格

建設コンサルタントの登録は21の専門部門に分かれ、道路が最も多く全体の16.7%、河川・砂防、鋼構造、土質・基礎などの土木系部門に厚みがあります(1社が複数部門に登録)。

業務の品質は、国家資格の技術士や、建設コンサルタンツ協会などが認定するRCCM(シビルコンサルティングマネージャ)といった資格者が担保します。公共発注の業務では、これらの資格者を管理技術者・照査技術者として配置することが求められ、技術者の確保が受注の前提となっています。

⇒技術者と働き方を詳しく見る

プレイヤーの階層と分散構造

業界は少数の大手に集中しておらず、中小・地場の事業者が広く分布する分散構造です。上場では建設技術研究所(CTI)が最大手で、応用地質・アジア航測・いであ・長大などが分野ごとに強みを持ちます。非上場でも、オリエンタルコンサルタンツ・パシフィックコンサルタンツ・八千代エンジニヤリングなどの大手が中核を担っています。

2025年には、長く最大手だったID&E(旧日本工営)が東京海上ホールディングス、パスコがセコム・伊藤忠商事の傘下に入って非公開化しました。異業種資本の参画と再編が、業界の資本構成の変化として進んでいます。

⇒主要企業を詳しく見る

業界の3大論点

01

なぜ登録業者は減り続けるのに受注は底堅いのか?

建設関連業3業種の登録業者数は、長期で漸減しています。建設コンサルタントは2005年度の4,214社から2025年3月末に3,930社へ、測量業は2003年度のピーク14,750社から11,140社へと減ってきました。小規模な事業者の廃業や統合が進み、業者数の裾野が緩やかに細っているのが実態です。

一方で、受注は底堅く推移しています。国土強靱化の取り組みやインフラの老朽化対策を背景に、防災・減災、橋梁やトンネルの点検・診断、上下水道の更新などの調査・設計需要が公共発注として続いているためです。建設コンサルタント上位50社の受注高は2025年度に約7,367億円で、近年は増加傾向にあります。

業者数の減少と受注の底堅さが同時に起きる背景には、需要が維持されるなかで仕事が相対的に規模のある事業者へ集まりやすい構造があります。担い手である技術者の確保や高齢化への対応が、受注をこなすうえでの制約として意識されています。

02

建設コンサルタントはなぜ公共発注に依存するのか?

建設コンサルタントの仕事は、道路・河川・橋梁・上下水道といった社会資本(インフラ)の調査・計画・設計・施工監理です。これらの社会資本は公共財であり、整備や維持管理の発注者が国・地方自治体・公的機関に集中しているため、受注の中心は必然的に公共となります。

実際に、建設コンサルタント上位50社の受注高のうち約77.7%が公共発注です(上位50社を対象とした調査での比率)。測量業や地質調査業でも、金額ベースでは公共発注の比重が大きく、官公需への依存が建設関連業に共通する構造となっています。

この構造は、公共投資の方針や予算編成の影響を受けやすいことを意味します。発注の調達制度も、価格だけで決める方式から、技術提案を評価する総合評価落札方式やプロポーザル方式へと広がり、品質確保(品確法)の観点が重視されるようになっています。

03

2025年に最大手2社が相次いで非公開化したのはなぜか?

2025年には、建設コンサルタント最大手のID&E(旧日本工営)と航空測量大手のパスコが、相次いで非公開化しました。ID&Eは東京海上ホールディングスによる買収で完全子会社となり2025年5月に上場廃止、パスコはセコムと伊藤忠商事の共同買収で2025年1月に上場廃止となりました。

各社や取得側の発表によれば、その背景には、インフラの維持管理・更新や防災・減災が長期の需要として見込まれることがあります。保険やセキュリティを手がける異業種の資本が、防災や空間情報(地理空間データ)の分野で建設コンサルタント・測量の技術を取り込むことに価値を見いだしたものとみられます。

非公開化により短期的な株式市場の評価から離れ、中長期の投資判断をしやすくする狙いもあるとみられます。上場を続ける建設技術研究所や応用地質などとあわせ、業界の資本構成と再編が今後の論点となっています。

よくある質問 (FAQ)

建設コンサルタントとは何をする会社ですか?
建設コンサルタントとは、道路・河川・橋梁・上下水道などの社会資本(インフラ)について、調査・計画・設計・施工監理を担う会社です。建設の「上流(頭脳)」にあたり、実際の工事を行う建設会社(ゼネコン)とは役割が異なります。測量業(位置情報の測定)・地質調査業(地盤の調査)とあわせて、建設関連業3業種を構成します。発注者は国や自治体などの公共が中心です。
建設コンサルタントとゼネコン(建設会社)は何が違いますか?
建設コンサルタントは、インフラの調査・計画・設計・施工監理という「上流」を担い、図面や計画をつくる仕事です。一方、ゼネコン(総合建設会社)は、その計画にもとづいて実際に工事を行い、構造物を施工する「川下」を担います。建設コンサルタントの売上は設計・調査の業務報酬が中心で、ゼネコンの完成工事高(工事の請負金額)とは規模も性質も異なります。両者は発注から完成までの異なる工程を分担しています。
建設コンサルタント業界の市場規模はどのくらいですか?
建設コンサルタント部門の売上高は、建設コンサルタンツ協会の会員(2023年度で501社)の集計で約1兆1,309億円です(2023年度、会員ベース)。これは会員企業の建設コンサルタント部門売上の合計で、測量業・地質調査業を含む建設関連業3業種全体の市場ではなく、建設コンサルタント(1業種)の会員ベースの規模を表します。受注の動向は、建設コンサルタント上位50社の受注高(2025年度で約7,367億円)でも把握できます。
建設コンサルタント業界の主要企業はどこですか?
上場企業では、建設技術研究所(CTI)が最大手で、応用地質(地質調査)、アジア航測(航空測量)、いであ(環境)、長大、NJS(上下水道)などが続きます。非上場では、オリエンタルコンサルタンツ、パシフィックコンサルタンツ、八千代エンジニヤリング、国際航業などが大手です。なお、長く最大手だった日本工営(ID&E)は2025年に東京海上ホールディングスの傘下で、パスコはセコム・伊藤忠商事の傘下で非公開化しました。
技術士やRCCMとはどんな資格ですか?
技術士は、科学技術に関する高度な知識と応用能力を国が認定する国家資格で、建設部門などの技術士が建設コンサルタント業務の品質を担保します。RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)は、建設コンサルタンツ協会などが認定する民間資格で、業務の管理技術者や照査技術者として位置づけられます。公共発注の業務では、これらの資格者の配置が求められることが多く、技術者の確保が受注の前提となります。
建設コンサルタントの仕事はなぜ公共事業が中心なのですか?
建設コンサルタントが扱う道路・河川・橋梁・上下水道などの社会資本は公共財であり、その整備や維持管理の発注者が国・自治体・公的機関に集中しているためです。建設コンサルタント上位50社の受注高のうち約77.7%が公共発注です(上位50社を対象とした調査での比率)。このため、業界は公共投資の方針や予算の影響を受けやすく、近年は国土強靱化やインフラ老朽化対策が受注を下支えしています。
2025年に日本工営(ID&E)やパスコが非公開化したのはなぜですか?
2025年に、建設コンサルタント最大手のID&E(旧日本工営)は東京海上ホールディングスの完全子会社となって5月に上場廃止、航空測量大手のパスコはセコムと伊藤忠商事の傘下に入って1月に上場廃止となりました。各社や取得側の発表によれば、インフラの維持管理・更新や防災・減災が長期の需要として見込まれ、保険・セキュリティといった異業種の資本が防災や空間情報の分野で建設コンサルタント・測量の技術を取り込むことに価値を見いだしたものとみられます。
建設コンサルタント業界の今後の見通しはどうですか?
インフラの老朽化が進み、橋梁やトンネル、上下水道などの点検・診断・長寿命化の需要が長期的に見込まれるため、調査・設計の受注は底堅く推移する見通しです。一方で、登録業者数の漸減や技術者の高齢化が担い手の制約となるなか、BIM/CIMによる3次元設計や点群測量といった設計・調査のDXによる生産性向上、週休2日などの働き方改革が課題です。2025年の非公開化に見られる業界再編と資本構成の変化も、今後の動きとして注目されます。
建設
社会資本を実際に施工するゼネコン・専門工事業。建設コンサルは設計・施工監理を担う上流
土木・インフラ工事
道路・河川・橋梁など土木の施工側、建設コンサルの設計対象となるインフラ工事
電気工事準備中
電気設備の施工、建設関連業の建設コンサルとは別の専門工事分野
デベロッパー準備中
都市開発の事業主体、建設コンサルは都市計画・地方計画の部門で関わる
建設機械準備中
インフラ施工で使う建機、i-ConstructionのICT施工で連携

建設 業界の他のカテゴリ

5 業界

参考資料 / 一次ソース

  1. 1.
  2. 2.
  3. 3.
  4. 4.
  5. 5.
  6. 6.
📄 資料DL💬 無料相談