なぜ建設コンサルの需要は底堅いといえるのか?
建設コンサルの需要は、景気の波よりも、社会資本の維持・更新という構造的な課題に支えられています。高度成長期に整備された道路橋・トンネル・上下水道が一斉に更新の時期を迎え、点検・診断・補修設計の需要が長期にわたって続きます。
加えて、国土強靱化や防災・減災は国の政策として計画的に進められており、2026年度からは第1次国土強靱化実施中期計画(5年間で事業規模20兆円強)が始動しました。こうした政策は、道路・河川などの整備・維持の前段となる調査・設計の需要を支えます。
ただし、これらの政策の事業規模は工事費なども含む政策全体の見込みであり、そのまま建設コンサルの受注額になるわけではありません。建設コンサルは、政策に支えられて調査・設計の需要を得る立場にあり、実際の受注は各年度の予算や発注の動向に左右されます。