柱①:施工のオートメーション化 — ICT 建機と自動施工
建設現場の施工工程を自動化・省人化し、生産性向上と労働時間規制への対応を両立する。i-Construction 2.0 の中核として、ICT 建機(GPS 制御付き油圧ショベル・ブルドーザ・モータグレーダ等)の標準導入、自動施工技術の段階的普及、ロボット施工の実用化が目指されています。
(1)3D 設計データに基づく ICT 建機(マシンコントロール・マシンガイダンス)、(2)建設機械の自動運転(無人化施工)、(3)コンクリート打設・吹付の自動化、(4)鉄筋組立ロボット、(5)3D プリンタによる構造物製作、等が代表的技術。建設機械メーカー(コマツ・日立建機・コベルコ・キャタピラージャパン)と建設会社の連携で開発・実装が進んでいます。
ICT 建機は公共土木工事で標準化が進行(国交省直轄工事では原則 ICT 施工)、民間工事への波及も拡大中。コマツの「スマートコンストラクション」は累計適用現場 14,000 件超(2024 年時点)で、業界標準の地位を確立。自動運転建機は閉鎖環境(採石場・大規模造成)での実証が先行し、公共工事現場での実用化が課題となっています。