なぜアパレルのEC化が進むのか、限界はあるのか?
アパレルのEC化が進む背景には、スマートフォンの普及と購入の利便性があります。店舗に行かずに豊富な品ぞろえから選べ、レビューやコーディネート提案、返品のしやすさといったEC側の改善が、購入のハードルを下げてきました。衣類のEC化率は2021年の21.15%から2024年に23.38%へ上昇しています。
一方で、アパレル特有の限界もあります。試着ができず、サイズや色味、素材感が分かりにくいため、返品率が高くなりやすく、その対応コストが課題となります。こうした課題に対し、各社はサイズ計測の支援や、AR(拡張現実)での試着、店舗での試着とECでの購入を組み合わせる工夫を進めています。
EC化率の上昇ペースは、コロナ禍の急拡大の後は緩やかになっています。今後の伸びは、試着・サイズの課題をどこまで技術や仕組みで解消できるか、店舗とECをどう組み合わせるかにかかっています。