店頭の主力 — 百貨店とドラッグストア
店頭販売の中心は、百貨店とドラッグストアです。百貨店は、対面カウンセリングを通じて高価格帯のプレステージブランドを販売する主要な販路で、資生堂やコーセー、ポーラ、ロレアルなどの外資ブランドが売場を構えます。訪日客の免税購入も百貨店化粧品の大きな支えで、2025年の百貨店の化粧品売上は前年比+1.3%と、百貨店全体の売上(前年比-1.5%、5年ぶりのマイナス)が振るわないなかでも堅調に推移しました。インバウンド需要への依存が高いことが、百貨店化粧品の特徴です。
ドラッグストアは、マス(中〜低価格帯)化粧品の主力販路です。セルフ販売を基本としつつ、近年は美容部員を配置するなどビューティケア売場を強化し、スキンケアやメイクの品ぞろえを広げています。ロートや花王のセルフ向けブランドなどが、ドラッグストアのセルフ市場で高いシェアを持ちます。日常的に立ち寄りやすい立地と価格の手頃さで、マス化粧品の販売を支えています。