スキンケアの市場規模はなぜ出典によって金額が違うのか?
スキンケアの市場規模には、メーカー出荷ベースの1兆1,950億円(矢野経済)と、国内出荷ベースの6,116億円(経済産業省)があり、約2.0倍の差があります。これは対象とする範囲が異なるためです。
差を生む要因は2つあります。第1は薬用化粧品(医薬部外品)です。美白・シワ改善・エイジングケアをうたうスキンケアには薬用(医薬部外品)が多く、メーカー出荷ベース(矢野経済)はこれを含みますが、経済産業省の化粧品の出荷額には含まれません(医薬部外品は別の統計で扱われます)。第2は輸入プレステージブランドです。百貨店で売られる海外の高価格帯ブランドはメーカー出荷ベースに含まれますが、国内で生産された出荷額には表れません。
このため、薬用と輸入を含むメーカー出荷ベースのほうが、国内生産だけの出荷額より大きくなります。スキンケアの市場規模を引用するときは、薬用や輸入を含むメーカー出荷ベースか、国内生産だけの出荷額かを確認する必要があります。