家具・インテリアの需要は何で決まるのか?
家具・インテリアの需要は、大きく新規購入と買い替えで決まります。新規購入は、住宅の取得や結婚・就職などの新生活に伴って家具を一度にそろえる需要で、その土台が新設住宅着工(2024年約79.2万戸)や婚姻件数(同約48.5万件)です。買い替えは、すでに家具を持つ世帯の更新需要で、1世帯あたりの家具・家事用品支出(同約153,459円)に表れます。
このうち新規購入の土台は、長期的に縮小しています。新設住宅着工はピーク時から減り、婚姻件数は1970年代の半分以下です。人口減少と少子化・未婚化を背景に、新築や新生活に伴う家具の新規需要は細る方向にあります。
一方で、買い替え需要を示す1世帯あたりの支出は横ばい〜微増を保っています。家具・インテリアの市場規模が横ばいで推移してきたのは、新規需要の縮小を、買い替えや付加価値の高い商品への支出がある程度補ってきたためと考えられます。