製造業の構造 — 中小事業所の集積
宝飾品の製造は、約630事業所、従業者約6,931人で担われ、1事業所あたり平均11人ほどの小規模な事業所が多数集まる構造です。同じ調査での出荷額は約1,776億円(2022年)で、山梨(甲府)や東京などの産地に集積しています。
宝飾品の製造は、地金(金属の素材)の加工や石留め(宝石を台座に固定する工程)、研磨、デザインといった職人の手仕事に支えられる部分が大きく、大量生産になじみにくい面があります。このため、規模の大きな工場よりも、技術を持つ中小の製造卸や加工業者が分散して存在するのが特徴です。後継者の不在や職人の高齢化が、産地の製造基盤の課題として指摘されています。