ペット保険の加入率はまだ約2割、なぜ普及の余地があるのか?
日本のペット保険の加入率は、2024年時点で約20%と推計されています(アニコム損保が、ペットフード協会の飼育頭数と契約数から算出)。一方、欧米では加入率が3〜4割程度とされており、日本にはまだ普及の余地があると考えられています。
普及を後押ししているのは、ペットの家族化と高齢化です。ペットを家族の一員として大切にする意識が広がり、病気やけがの際にしっかりした治療を受けさせたいというニーズが高まっています。動物の医療は公的保険がなく全額自己負担となるため、高度な治療では費用が高額になりやすく、その備えとしてペット保険への関心が強まっています。
ペットの高齢化も加入を後押しします。平均寿命が延び、高齢のペットが増えるなかで、慢性的な病気や手術など医療費がかさむ場面が増えています。加入率がまだ2割程度であることは、裏を返せば今後の普及の余地が大きいということでもあり、各社が補償内容や保険料の多様化で加入のすそ野を広げようとしています。