出荷額が増えて出荷量が減っているのはなぜか?
令和6年度のペットフード出荷額は前年度比+5.6%で9年連続の増加となった一方、出荷量は-1.0%で3年連続の減少でした。金額が増えて数量が減るのは、1点あたりの単価が上がっているためです。
背景には2つの要因があります。1つは原材料価格やエネルギー費の上昇を受けた値上げで、もう1つはプレミアムフードや療法食など、単価の高い商品への移行です。ペットを家族の一員として大切にする意識が広がり、健康や年齢に配慮した高付加価値な商品が選ばれるようになっています。
数量が伸びにくいのは、犬猫の飼育頭数が頭打ちとなっていることが主な要因です。今後も、頭数(量)が大きく増えにくいなかで、単価の上昇がどこまで金額を押し上げられるかが市場の焦点となります。一方で、物価高による節約志向から安価な商品へ需要が一部流れる動きもあり、高付加価値化と低価格化の両方が進む可能性があります。