歯みがきの高機能化は、具体的に何が進んでいるのか?
歯みがきの機能性の中心はフッ化物(フッ素)です。虫歯予防に有効なフッ化物を配合した歯みがきの金額割合は、2021年の90.5%から2025年に92.3%まで高まりました。高濃度のフッ化物を配合した製品も増えています。
フッ化物に加えて、知覚過敏のケア、歯周病・歯肉炎の予防、ホワイトニング、口臭対策など、複数の機能をうたった製品が広がっています。一本で複数の効果を訴求する製品や、特定の悩みに特化した製品など、用途の細分化が進んでいます。
こうした高機能・高付加価値の製品への置き換えにより、出荷数量が621百万個から607百万個へ微減するなかでも、出荷金額は1,627億円から1,692億円へ増えています。人口減少で数量の拡大が難しいなか、単価の上昇が金額を支える構図です。